宇和島城を離れた後、市内にある郷土料理のお店、丸水で遅い昼食をとりました。
前に書いたとおり、宇和島を訪れたのは、好きな小説家、吉村昭さんの多くの作品の舞台として登場する街だからです。当然、吉村さんは宇和島に何度も取材に訪れているわけですが、その度に丸水で郷土料理の鯛めしを食ると、そのエッセイの中で述べています。
そこで、私もその鯛めしを食べてみました。
鯛めしというと、鯛の身を炊き込んだご飯を想像しますが、宇和島の鯛めしは違います。まず、出汁に入った生卵をといて、そこに鯛の刺身を入れます。そして、お櫃のご飯を茶碗に盛り、鯛の身と出汁をかけて食べます。
さすがは、全国各地を旅した作家が好んだ味、大変うまかったです。
これで、飲めれば最高なのですが、日帰りの一人旅では無理ですね。
今度また、ゆっくりと訪れたいと思いました。
平行法立体写真
ペンタックス K-7 + DA21 ltd
09/10/24
丸水/宇和島市
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