ムラサキケマン

ムラサキケマン
ムラサキケマン   2020/04/19 Corydalis incisa2020/04/11

ウスバシロチョウの食草です。
ウスバシロチョウは、去年生息しているのを確認しているので、このムラサキケマンで繁殖してくれることを期待しています。
2年草で、2018年に初めて種をまき、2020年春に花を付けました。

Corydalis incisa

種は5月に採取し、すぐに育苗トレイに播種し、夏は日陰で、秋からは日向で乾かないように管理したところ、翌春3月に発芽し、4月には本葉が出そろいました。
その後夏に、小さな芋のようなものを残して、いったん地上部はなくなった。そして、秋9月ごろから地上部が復活してきたので、10月に笹薮に近い半日陰に植え付けた。

冬は、暗緑色のロゼットで過ごしながらも、2月にはたくさん葉を放射状に伸ばし、直径20センチ程度まで成長した。そして4月に花を咲かせた。
わずか2ミリ程度の種から発芽後一年でここまで大きくなるので成長の早い植物だと思う。

Corydalis incisa

実は熟すると弾けて勢いよく種を飛ばす。その後、アリによって運ばれて拡散するそうだ。今年咲いたムラサキケマンは再来2022年に花を咲かせると期待される。上の育苗トレイは、2019年に種を播いたもので、今年咲いたものと交互に成長し、ウスバシロチョウを増やしていってほしい。

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