メスアカミドリシジミ 斑紋異常個体

もう一月以上前のことですが、7月2~5日に大学の恩師への近況報告をかねて、青森県弘前市に行ってきました。その際、秋田の県境を越えてすぐの芝谷地湿原を訪れた際に撮影した謎の蝶。

Chrysozephyrus smaragdinus

図鑑でも見たことのない奇妙な斑紋に、なんじゃこりゃ、という言葉が頭に浮かびました。
しかし、すぐに翅を開いてくれたので、正体がわかりました。

Chrysozephyrus smaragdinus

前翅の表に見える鮮やかな橙色紋から、メスアカミドリシジミのメスであることは明らか。
とすると、後翅裏面の斑紋異常個体ということになります。すなわち、後翅外縁にそって前縁と後縁をつなぐ白帯が前縁に達せず、途中から短条を囲むループ状に変化しています。
このような、あからさまな斑紋異常個体を目にしたのは、これが初めてでした。

ペンタックス K-5 + D FA macro 100/2.8
2012/07/04
芝谷地湿原/大館市

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